「幸福の科学」が、アジア・太平洋戦争における日本の侵略を肯定的にとらえている事はよく知られている。
しかし、大川隆法教祖が未来の日本を侵略国にしたがっている事はあまり知られていない。
大川隆法教祖の初期の著作『ノストラダムス戦慄の啓示』(幸福の科学出版)には、日本が軍国主義化して世界を支配するのが正しいと(ノストラダムスの霊言という形で)書いている。
(文中に出てくる「怪物」「リヴァイアサン」というのは日本のことである。)
最も愚かなる者がいる。
ああ、他人のひさしを借りて生業を立てる者よ。
東洋の淑女よ。
お前は数限りなく犯され続けてきた。
(中略)
引き裂かれたる姉妹が、一つになろうとするとき、
この姉妹の不幸が起きる。
この由緒ある家柄に育った姉妹は、
再び怪物に犯され、怪物の子を孕むことになる。
おまえたちは怪物の子を産むことのみによって、
生き残ることが許されるのだ。
その子をもし産まぬというならば、
おまえたちの命もまたないであろう。
怪物の子を、もし中絶するというならば、
おまえたち姉妹は、
リヴァイアサンに食べられてしまうことになるだろう。
(41~43ページ)
二十一世紀、リヴァイアサンは無敵となるであろう。
年老いた鷲の喉を食いちぎり、
また、力尽きた赤き熊を打ち倒し、
老いたるヨーロッパを嘲笑い、
中国を奴隷とし、朝鮮を端女とするであろう。
(159ページ)
そして、朝鮮の人びとにとって悲劇であることには、
彼らは、あまりにもリヴァイアサンの近くに
住みすぎたということだ。
かつて、リヴァイアサンにその脇腹を抉られ、食べられはしたが
今度はその尻尾を食べられることになるだろう。
(169ページ)
朝鮮半島についての部分だけ抜粋したが、実際には、アメリカ、ソビエト、イギリス、中国、インドなどなど、世界の国を片っ端から罵倒し、嘲笑し、侮蔑し、恫喝している。
このインチキ霊言では、直後のソ連の崩壊さえ予言されておらず、日本がいつか世界を支配する時まで、ソビエトは続くらしい。
それにしても、犯したあげく「中国を奴隷とし、朝鮮を端女とする」というような事を望む侵略思想の持ち主が、聖人の訳がない。もし本当に霊が語ったなら、それは”悪魔”であろう。
【参考】幸福実現党の研究(3)ノストラダムス戦慄の啓示
http://www.kotono8.com/2009/08/28kouhuku03.html

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